Pinterestで発見し、「まあまあじゃん」くらいのテンションで何となく画像を保存した。
しかし、何となく保存した画像を何度か見返すうちに、どうも気になってしまい購入した。
手元に届いて実物を見た時の正直な感想は
「小っちゃ!」
だった。
まあせっかく買ったのだしと、数日付けているうちに不思議な魅力にどんどん取りつかれていった。
アマゾンで¥2,100で購入した『CASIO F91-W』の不思議な魅力をご紹介していきます。
スペック
【サイズ】ケース38.2×35.2×8.5(約mm) 、 重さ約21g
【材質】ケース:合成樹脂、バンド:ポリウレタン、風防:樹脂ガラス
【機能】オートカレンダー、ストップウォッチ、アラーム、時報、12/24時間制表示切替、LEDライト
【防水性能】日常生活防水
Good Point
・軽い
・安い
・デザインがなかなかいい
・デジタルなので、時間がわかりやすい
・バンドが薄く、本当に手になじむ
Not Good Point
・フェイスが写真で想像していた以上に小さい
・薄いので長袖を着た時に完全に隠れてしまい、袖をまくってもなかなか時計に到達しない
・やはり値段相応な感があり、フォーマルな場には適さない
1週間着けた感想
◆デザインについて
はじめに書いた通りだいぶフェイスが小さい。
購入後ネットで調べてみると、なるほど女性がつけている画像が少なからずあることに気が付いた。
日本人の平均的な身長の女性が付けているとあまり違和感はないが、175㎝の男性が着けるには少し小さすぎるような気がした。が、数時間で慣れてしまった。
とは言え、あと5mmほど大きなモデルがあれば最高に近かったのではないだろうか。
フェイスのデザインは結構好きだ。シンプルだけどシンプル過ぎず、
あまり意味のない表示が英語で書かれている昭和感も、子供のころを思い出すようで悪くない。
仕事仲間に自慢したところ、「昔ガチャガチャで出てきたような時計」と褒められた(分からない方はスルー願います)。
ただやはり、フォーマルな場には適さないチープ感は否めない。
営業職の方などは普段良い時計をされていると思うので、仕事中はそちらの時計を継続でつけていただきたい。
週末に遊びに行くときには、この時計をバンバン使い倒せば良い。
◆機能について
機能は、デジタル表示の時計、ストップウォッチ、アラームこの3つのみ。ありがたいことにバックライトまで。
皆さんがつけているスマートウォッチでは、健康管理、エクササイズの記録、スマホのリモコン的な機能、クレジットカード機能などさまざまなことが可能かもしれない。
この時計はその真逆にある。時計としての機能と+αのストップウォッチ、アラームのみ。¥2,100なのですから当たり前だ。
ただし時計としての視認性は抜群。むしろ常時ラグなしに表示を見られるのだから、本来の時計としての機能ならこちらの時計の方が上かもしれない。
薄くて袖にまったく引っかからず、時間を見るのに時間がかかるという欠点はあるが。
◆着け心地
最高に近い。
まず軽い。その重量21g!
そしてバンドがペラッペラなおかげでとても手首に馴染む。
着けていないみたいだ。つけ慣れた時計の場合普段気にはならないが、手首に「ここにいるよ」感はある。
この時計は軽くて薄いので、それが全くないのだ。軽く手を振ってみても重さを感じない。重みで下がってきて手首を返した時に竜頭が当たる不快感もない。何もないかのよう。本当に着けてないような付け心地なのだ。
総評
腕時計はアクセサリー、ステイタスシンボル、さらにはヘルスメーター、お財布など把握し切れないほどの機能を今では負っている。
それとは真逆の立ち位置にいる、「チプカシ」としてにわかに人気が出てきている『CASIO F91-w』。
その魅力は、値段、つけ心地、そして時計を時計に戻したところにあるのではないだろうか。
時計としての機能に特化した「足るを知る時計」だ。
ただしお値段以上の価値はあるものの、文字通りのチープ感は拭いされない。
2本目、3本目の時計としての立ち位置にはなると思うが、1本持っていても損はないと言わせる価値は十分ある時計だ。