本田健さんの本はすでに何冊か読んだことがありました。本田さんのことはyoutubeでオススメで出てきて知ったような気がします。とても素晴らしい考えをお持ちの方で、面白いキャリアをお持ちの作家さんであることがわかりました。
彼の本によく出てくる『幸せな小金持ち』というキーワードがあります。お金に困るようでは人生楽しくないし、大金持ちになるとお金にまつわる苦労が絶えない。そこで彼が提唱するのが「幸せな小金持ち」。
経済的な自由を手に入れて、お金のトラブルとは距離を置ける「幸せな小金持ち」。これになるための方法が書かれています。
「幸せな小金持ち」とはどんな人か。お金持ちと普通の人の違い。どうしたら「幸せな小金持ち」になれるのか。
お金儲けに関する本はいっぱい出ていて多くがベストセラーになっています。
Amazonで検索してみてもお金に関する本のレビューの多さに驚かされます。みんな興味がとてもあるのでしょう。
この本は、いわゆる「お金儲け」のハウツーとは違います。
お金を一時的に稼いでも、お金持ちの人格が身についていなければ「悪銭身につかず」のようなことになりかねません。
この本に書かれていることを長い時間かけて身につけることが、本当のお金持ちになる１番の近道だったりするのかもしれません。
概要
いわゆる普通の人はお金に翻弄されながら生きている。1億円以上の資産を持つお金持ちは人口のたった５％にすぎない。お金や投資に関する本はベストセラーになっているのに、なぜ95％の人たちはお金持ちになれないのか。一体何が違うのか。
著者がたくさんの本を読み、著者自身、友人の実体験、そして経営コンサルタントとしての経験から「お金持ちは、なるべくしてお金持ちになっている」ことが分かってきた。
ただし、その中で収入が増えるだけでは幸せになれないことも分かってきた。収入が増えるとともに不幸になっていく人も少なからずいるのだ。
お金持ちになるには「お金の知性」＝「お金のIQ」を身につける必要がある。そして幸せなお金持ちになるには「お金のEQ」＝「お金に関しての感性」が高くなくてはならない。
著者が提唱するのは「幸せな小金持ち」。お金のIQとEQをバランスよく身につけることで、その世界へ足を踏み入れることができる。お金持ちの多くはゼロからその資産を気づいているのがその証拠だ。
この本では「幸せな小金持ち」の世界がどんな世界で、どのようにすればそこに行けるのかを明らかにしている。
ポイント
◆「幸せな小金持ち」とはどんな人か
- 「幸せな小金持ち」の定義は、資産規模で1億円、何もしないで年収3,000万円
- 大好きなことを仕事にしているので、毎日ワクワクしていてとても魅力的
- 決断、行動が早い。それはやってもないと何も始まらない、失敗しないと分からないことがあると考えているから。
- 全てのもの（特に人・時間・お金）を大切にしている。浪費はせずに案外倹約家。でもケチではない。彼らがお金を使う時の基準は「クオリティー」。価値があると感じるものに対しては金額を惜しまない。
- 何にでも感謝し、分け合うことがより豊かになるコツだと考えている。
◆普通の人の特徴は
- お金について真剣に向き合っていない。お金を増やすのに必要な知識、習慣を身につけていない。
- 長期的な視野がない。成功者は長期的な目で物事を見ていて決断力と行動力がある。一方普通の人の行動は場当たり的で現在地も目的地も明確ではない。
- 良いメンター、友人がいない
◆どうしたら「幸せな小金持ち」になれるか
- 大好きなことを仕事にする。大好きなことを見つけて、毎日少しずつやってみる。焦らずに毎日少しずつがポイント
- 社会の仕組み、時代の流れを知る。社会の仕組みを理解して時代の流れを知ると、お金の集まっているところがわかってくる。お金の集まるところで稼ぐと流れに乗るのが早くなる。
- お金のIQとEQを高める。「お金のIQ」は知識、「お金のEQ」はお金との健康的な付き合いの度合い。
- ビジネスをマスターして、自分がいなくてもお金が儲かる仕組みを作る
- 豊かさを分かち合う。『豊かだから分け合うのではなく、分け合ったからゆたかになった』と「幸せな小金持ち」は考えている。分かち合って相手を喜ばすことこそが人が感じられる最高の幸せ。
- メンターを見つける
感想
僕は収入面では日本人の平均年収ど真ん中の人間です。本を読んで色々勉強はしているのですが、今のところうまく収入の増加にはつながっていない状況です。
なかなかアイデアを行動に移せないところがあるなぁ、と反省しました。
お金を儲けるハウツーも勉強しつつ、お金持ちのメンタリティーを身につけていきたい。
毎日少しずつ、コツコツと。
小さな失敗と小さな成功を積み重ねて頑張りたいと思いました。